チャレンジ富士五湖、「挑戦」のために。

気持ちのいい陽気の中で走る最高の季節です。そして桜と言えば「チャレンジ富士五湖」。富士山を前に後に見ながら、時に伴走して湖の周りを走りぬける春のウルトラマラソンです。
1990年、わずか13名の参加者から始まった大会ですが、19回目となる今大会ではなんと1,900名以上の方にご参加いただくことになりました。「春の富士五湖」をこんなに多くのランナーに堪能していただけるようになったのも、第1回目から支え続けてくれるスタッフ、そして富士五湖を愛し、走り続けてくれるランナーの存在があってこそです。

『チャレンジ富士五湖』に寄せて 夜久 弘

乗り込むなどといえば、勇ましいが、もちろん内心には怯えも不安もある。もっともそれがなければウルトラではない。挑戦する心意気の裏にだいじょうぶかな、という弱気があるからウルトラのスタートラインはいつも新鮮だ。
ウルトラマラソンは長い距離と長い時間にいかに飽きないでいられるかの競技である。スタートからゴールまで、飽きるどころか全部楽しめたら、それはウルトラの達人だ。
『チャレンジ富士五湖』のコースはその変化の妙がいい。山中湖、河口湖とひとつひとつ湖を克服していく喜びを味わっているうちに結構な距離を消化していける。そして、常に富士山のふところに抱かれている心地よさがある。開幕戦にはもってこいの優しい大会である。
夜久 弘ホームページ