「デカフォレストに聞きました」第14回 中沢 丈雄さん
中沢 丈雄さん(東京都)
野辺山初参加年:1996年
野辺山初完走年:1996年
野辺山完走回数:12回
1、ウルトラを始めたきっかけは何ですか?
もともと登山の大縦走が好きであったのと、長距離のサイクルツーリングをそろそろ復活してみようと思った時期に、初フル完走と重なったため、自然とウルトラにチャレンジしたくなりました。
ウルトラにチャレンジを決めてから実際に中沢さんが初ウルトラに挑戦するまでには、2~3年の期間があったそうです。
2、野辺山ウルトラへ参加のきっかけは何ですか?
ウルトラの大会に参加してみようと思った頃、北海道や西日本の大会に憧れはありました。ただ、現実的には関東近郊の大会に限定され、かつ八ヶ岳というフィールドには格別な愛着があったため、迷わず初ウルトラは野辺山と決めました。
登山経験の長かった中沢さんにとって体力的には100km走るのに特に問題はなかったとか。ただそんな中沢さんにとっても横岳の下りを走るのはかなりきつかったと言います。
3、野辺山ウルトラの魅力は何ですか?
視界に入る指呼の間の岩稜を登攀し、北八ツの森を彷徨した青春時代のアルバムを丹念に紐解く、回想の走り旅として位置付けています。また、鉄道ファンとしてローカル線が好きだったため、小海線を走る車両を眺めたり、踏切を通過するコース設定も魅力です。でも何と言ってもエイドの笑みでしょう。
4、デカフォレストを目指した瞬間はいつでしたか?(もしくは、目指したきっかけ)
当時9月開催であり、完走を重ねる毎に朝焼けの赤岳・雷雨・猛暑・エイドの幸等鮮烈な記憶が残り、10回ぐらいは参加し続けるであろう予感がありました。
何回大会か忘れましたが、暗闇のスタート時倉庫の壁面に映像を使いローリングストーンズの名曲を流したシーンは粋でしたね。
5、デカフォレストになって変わったこと、良かったことはありますか?
デカフォレストになる年の大会は、Noカードで同じ立場のランナーは判ります。お互い目指すところが同じですので旧知の仲間の様に励まし合って、完走できたことに特別な感慨がありました。
6、あなたにとって「デカフォレスト」とは何ですか?
今後サブ10やスパルタスロンを目指すわけではありませんが、10年間続けられたことの家族への感謝の気持ちに一つ区切りが付いたタイトルと思っています。
7、デカフォレストを目指すランナーへメッセージをお願いします。
デカフォレストのポロシャツ、Tシャツ、名入り地ビール等達成感を味わう記念品は有難いと思います。
ただ、その勲章のためだけではなく、それぞれの「旅芸人」の心意気を走りながらでも会話したいと思います。
急ぐ旅ではないでしょうから・・・。
1回でも多く野辺山を走り、完走する、そんな中沢さんが続けていることは、以前からの登山に加えて、「山を走る」こと。野辺山以外の大会にも参加されるそうですが、やはり「景色は野辺山が一番」と言われます。上りあり、下りあり、の厳しいコースをこれからも中沢さんは景色を楽しみながら走ることでしょう。
次回は4月6日。三田茂延さん、田中宏明さんにご登場いただきます。