「デカフォレストに聞きました」第25回 今井 一仁さん
今井 一仁さん(神奈川県)
野辺山初参加年:1995年
野辺山初完走年:1995年
野辺山完走回数:11回
1、ウルトラを始めたきっかけは何ですか?
サロマ湖の存在や高石ともやさんの活躍を知り、フルマラソン以上の距離にチャレンジしたいと思いました。
「想像も及ばない長い距離」に挑戦する「ロマン」を感じたそうです。それまでの今井さんはフルマラソンを10回くらい経験し、サブスリーを達成するほどのランナー。そして念願の(?)初ウルトラは野辺山初挑戦1年前、1994年の四万十でした。
2、野辺山ウルトラへ参加のきっかけは何ですか?
以前から八ヶ岳野辺山エリアが好きで何度も訪れていたので、新しく大会が開催されることを知り、迷わずエントリーしました。
「予想通りだった」と言われるきついコースで、最後まで走りきる!と言う思いも馬越で断念・・・。とはいえ完走した今井さんの初野辺山は「きついからこそゴールの喜びは大きかった!」。
3、 野辺山ウルトラの魅力は何ですか?
雄大な自然の中で、難コースにチャレンジできる醍醐味が最大の魅力です。
アクセスがよいことも継続参加できる利点です。
今井さんおすすめのビューポイントは「スタート直後の朝靄の野辺山高原」、「林道前半の振り返って眺められる富士山と南アルプス」、「林道コースから仰ぎ見る八ヶ岳」、「馬越峠から見下ろす下界のパノラマ」そのほか山肌に残る残雪、鮮やかな新緑などなどありすぎて伝えられないほどです。
またアクセスの良さを挙げていただいた理由の一つは「家族も私設エイドを出すため参加しているから」。家族参加継続のためには野辺山のアクセスのよさも今井さんにとっては大切な要素です。
ちなみに、今井さんご家族の私設エイドは55km地点辺りの神社でレモネードを配っている所。常連ランナーにはおなじみの場所かも。
4、デカフォレストを目指した瞬間はいつでしたか?(もしくは、目指したきっかけ)
サロマンブルーのような勲章ができればと願っていたので、デカフォレストが設定され大変嬉しく思い、大きな励みになりました。
5、デカフォレストになって変わったこと、良かったことはありますか?
グリーンゼッケンをもらい、ランナーや応援の方々から声をかけて頂くことが増え励みになります。故障や準備不足で不安な時は、プレッシャーになりますが…大会パンフレットや会場でクローズアップして頂けることや、認定証や賞品など讃えて頂けたことは、大きな喜びと誇りになりました。
6、あなたにとって「デカフォレスト」とは何ですか?
順調に走り続けることができた時は、練習の賜物であり自分自身の勲章と思っていました。しかし、故障や生活状況の変化などから満足に走れない状況にあっては、完走するための準備をしてスタート地点に立つことが目標となりました。
大会を支える関係者の方々や、家族を始めとする協力してくれる周囲の人々、そして過酷な競技に挑める自分自身の健康に感謝しながら、ひとつまたひとつとゴールを重ねていくことがデカフォレストの誇りだと思います。
「以前のように毎日は走れない」とおっしゃる今井さんですが、だからこそ「走れるときは30分でもいいから走る」それが次のスタート地点に立つために必要な「気持ち」なのでしょう。
7、デカフォレストを目指すランナーへメッセージをお願いします。
デカフォレスを目指すことは走り続ける大きな励みになり、達成すれば尽くした努力へのご褒美として、貴重な勲章と誇りを手にすることでしょう。 この素晴らしい大会が末永くつづくよう、みんなでもりあげていきましょう!
野辺山のきつさを知っている今井さんは「準備不足ではスタート地点に立てない」と大会参加を見送っていました。しかし今年は「スタートしなければ始まらない!」と参加を決意。「今できることのベストを尽くす」と参加する今井さんを、今年も野辺山は暖かく迎えることでしょう。
次回は5月1日。水上清仁さん、畠中貴久さんにご登場いただきます。