「デカフォレストに聞きました」第29回 新井 節夫さん
新井 節夫さん(群馬県)
野辺山初参加年:1995年
野辺山初完走年:1995年
野辺山完走回数:14回
1、普段の練習方法を教えてください(月間走行距離、年間大会参加数など)
月間走行距離200km程度
年間大会参加4~5回(ウルトラ、フル)
週1回程度赤城山の中腹の起伏ある林道や近くのハイキングコースなどで4~5時間走をしている。更に年数回であるが、トレイルラン(ハイキング)を兼ねて尾瀬や谷川などへ遊びに出かけている。
2、野辺山ウルトラ完走攻略は?(最初の難関、最後の難関、必需品など)
人にもよるが私の場合は完走が夢の続きであると思っている。
諦めない、我慢する、そして楽しむことである。これは回数を重ねる毎に身についてくる。
最初の難関:最高地点まで。ここまでは無理をしない、頑張りすぎないこと。
最後の難関:馬越峠。完走が目標であれば歩く(早めに)。そして下りを気持ちよくマイペースで走る。峠での残り時間3時間を完走ぎりぎりの目安としている。
必需品など:特にないが、雨や防寒対策を考えて用意する。私にとっての疲労回復の特効薬はコカコーラである。
完走すれば身体も気持ちも100kmという距離に慣れる、と言う新井さん。3~4回の完走で「諦めない、我慢する、そして楽しむ」ことのペースがつかめたそうです。とにかく1回完走すること。そうすればデカフォレストも夢ではありません。
また、コーラで疲労回復という新井さんは野辺山では馬越の上り口付近にあるお店でいつもコーラを購入するそうです。近所の方たちと雑談しながらしっかりと栄養補給。馬越に備える大事なポイントです。
3、野辺山ウルトラの魅力を教えてください。
朝日に輝く八ヶ岳そして富士山、ゴールでは夕焼けの八ヶ岳。まずはコースの背景、ロケーション。加えてエイドの楽しみ。私にとってはマラソンを楽しむことが生活の一部となっており、この野辺山が原点となっている。
初めてのウルトラが野辺山だからこそ「原点」としての野辺山があるといいます。新井さんのランニング生活の一部となった野辺山をスタッフも大変うれしく思います。
4、デカフォレストを目指した瞬間はいつでしたか?(もしくは、目指したきっかけ)
仕事(休暇)等の関係から野辺山が参加しやすいこともあり、続けて参加していたので特に意識はしていなかった。次第に仲間が増えてきたことも刺激となった。
5、デカフォレストになって変わったこと、良かったことはありますか?
元気でいられることへの感謝。話しをしながらの機会が増えてきた(ナンバーカードのおかげ)。他の大会に参加しても結構話題になっている。
他大会で野辺山の参加賞Tシャツを着ていれば話も弾むとか。走りながらの会話もウルトラの楽しみの一つでしょうか。
6、あなたにとって「デカフォレスト」とは何ですか?
「オンリーワン」の一言である。
7、今迄で一番印象に残っている野辺山ウルトラでの出来事は何ですか?(面白エピソード、感動話などありましたら)
第10回大会雨の中、孫娘と一緒にフィニッシュテープ、そして地元長野のテレビ番組での放送。
それから第9回大会のフィニッシュタイム。14:00:00ジャスト。絶対に破られない記録。
8、15回大会に向けて抱負をお願いします。
今までどおり完走。夢の続きを追いかけます。
完走メダルが孫(2人)への自慢の土産、忘れずに持って帰る。
9、デカフォレストを目指すランナーへメッセージをお願いします。
「十年一日」あっというまです。とにかく健康でありたい。
日の出から日没までの14時間、楽しんで走ろう。
「健康であり続ける秘訣は特に無い」、とおっしゃる新井さん。その肩肘張らない姿勢こそ大切なことなのかもしれません。15個目の完走メダルももう間近です。
次回は、5月7日。14回連続完走のデカフォレスト 梶田卓さんにご登場いただきます。