野辺山ウルトラマラソン×アートスポーツ ~野辺山ウルトラマラソン攻略ポイントレクチャー~
アートスポーツから鈴木健司さん、大会事務局から中川修一が講師としてコースの特徴、走り方、ウェアリング等をお話させていただきました。
まずは、中川からコースについてのレクチャーです。
コースのポイントについて
【23km地点】林道が続き足元が砂利道になっています。無理に地面を蹴って脚力を使わないようにしましょう。
【79km地点】コース中一番の難所、馬越峠。かなりの起伏があるため無理して走らないようにしましょう。のぼりの後のくだりを考慮して基本は歩いて、走れそうな傾斜の軽いところを走って乗り切りましょう。
【90km地点】馬越峠を越えればくだりだけと思いきや、最後にのぼりが待っています。ここからは気力の勝負。会場が近付いてくるとアナウンスの声が聞こえてきます。最後の力を振り絞ってこののぼりを越えればゴールが待っています。
続いて、鈴木さんからのレクチャータイム!
ペース設定について
5kmごとに通過タイムを設定し、後半のために少しずつ貯金をつくるような走りをしましょう。
自分のゴール目標タイムから5kmごとの平均タイムを計算し、前半30~50kmまでは5kmごと1分30秒程度貯金をつくります。その貯金をエイドでの休憩やトイレで使用できるよう事前に自分のペースを把握しておきましょう。
残りの距離や、全体のタイムを考えながら走ると非常に先が長く感じメンタルから身体が苦しくなります。5kmごとの目標を立ててそれを一歩ずつクリアしていくといつもより時間の経過が早く感じます。
ウェアリング(服装や装備品等)について
準高地である野辺山のコースは最低地でも880m、最高地でも1902mの標高があります。時間帯や天候によって非常に寒暖の差が激しく服装等の調整によって走りに影響がでてきます。
- アームウォーマー等取り外し可能なものを使用し、体温が上昇したらすぐに取り外し外気に触れる肌面積を増やしましょう。また取り外したものはなくなることが多いのでポーチ等のベルトに通しておくと便利です。
- 汗をなるべくかかないように心がけましょう。気温が低い時、レースの後半日が落ちてくるとアウターが必要になる方も。なるべく薄手のものを選び途中で脱いだ時に荷物にならないようにしましょう。
また、42km、58km、87km地点に荷物預かり所があります。事前のウェアも配置できますし、不要になったウェア等も預けることが可能です。うまく活用して自分の走りの効率をあげましょう。
- アンダーシャツやシューズは身体と心のリフレッシュのため途中で交換することもおすすめいたします。交換する際は、座り込んで長く時間をかけてしまうと筋肉が硬直し走れなくなってしまうのでストレッチ等をしながらできるだけ身体を動かしながら交換しましょう。
レース中の簡易ストレッチ
超長距離を走っていく中、自分の足の状態をなるべくいい状態にしておくことで後半の自分の走りが変わります。エイドで給水を取りながら、友人と話をしながら適宜(40秒程度で)ストレッチをいれましょう。特に股関節まわり、ももの裏の筋肉の柔軟性が大切になってきます。
参加された皆さんからは、「話が具体的で分かりやすい!」という声をいただき、大盛況なイベントとなりました。
大会まであと少し!皆さんとお会いできることを楽しみにしています!