390秒に一人!!

2008年6月 3日
フランスの製薬会社サノフィ・アベンティス社からの依頼で「糖尿病プレスセミナー」に参加した。 戦後、日本の文化がアメリカナイズされてゆくに連れて、食生活も大きな変貌を遂げた。 それは功罪両方を日本人にもたらしてくれたが、罪のほうを言うと糖尿病患者の激増が挙げられる。 聞いて驚いたのだが、「今、世界中で10秒に一人が糖尿病で命を落としている」というのだ。日本でもおよそ390秒に一人の割合で死亡者がいるそうである。これは凄い数。 罹患者も年間80万人ずつ増えていて、厚生労働省も「糖尿病の特定検診」を国民に義務づけたほどだから、現代社会での脅威といえる。 糖尿病はなかなか自覚症状が出にくく、極度の疲労感や視覚への違和感が現れてきてからでは手遅れになるらしい。 難しい話だが、健康診断を受けたとき、血液検査の中で、“グリコヘモグロビンHbA1c”という成分に注目しておくことが大切だと教えていただいた。目安はこの成分数値が6.5%未満なら安心していても良い、とのことだ。半年か1年に1回の健康診断時はこの数字に注目して欲しい! 予防はやはり「食事の摂り方」と「適度の運動」が一番。 身体が動かなくなったら人生生きているのも苦痛になってしまう。 自分の身体は誰も守ってくれない「自分持ち」ということですね!

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