秋の京都、男二人で中仙道
秋の京都を歩いた。
24時間テレビで共に走って以来、胸襟を開いたつきあいを重ねている丸山和也さんとの道行き。秋たけなわの中仙道を歩こう、と三条大橋のたもとからぶらりとでかけた。折から街には観光客がいっぱい。この日は大津までの12キロ。三条通りから蹴上をぬけて逢坂山を越える道筋。
途中、月心寺という尼寺に立ち寄った。これが思いがけない枯れ山水の庭と圧巻の紅葉を愛でることになった。観光化されていない寺には「走り井」と呼ばれる名水の井戸があり、甘露な水を含ませて頂いた。
逢坂山では百人一首で名高い蜩丸が詠んだ「これはこの、行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関」跡を見る。この百人一首は私が初めて覚えた一首であり、なんとなく感慨深かった。
つるべ落としの夕暮れに追われるように大津に入った。遊山にちかい歩きもおつである。
24時間テレビで共に走って以来、胸襟を開いたつきあいを重ねている丸山和也さんとの道行き。秋たけなわの中仙道を歩こう、と三条大橋のたもとからぶらりとでかけた。折から街には観光客がいっぱい。この日は大津までの12キロ。三条通りから蹴上をぬけて逢坂山を越える道筋。
途中、月心寺という尼寺に立ち寄った。これが思いがけない枯れ山水の庭と圧巻の紅葉を愛でることになった。観光化されていない寺には「走り井」と呼ばれる名水の井戸があり、甘露な水を含ませて頂いた。
逢坂山では百人一首で名高い蜩丸が詠んだ「これはこの、行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関」跡を見る。この百人一首は私が初めて覚えた一首であり、なんとなく感慨深かった。
つるべ落としの夕暮れに追われるように大津に入った。遊山にちかい歩きもおつである。