57歳からの宿題

2009年2月 9日
 2月6日。今日は終日身体のチェック。私の身体はかなりシリアスな状態になっている。
 筋肉や内臓は至って健康だが骨がボロボロ。頚椎は5番目と6番目にヘルニアが出かかっている。胸椎は一応11個健在。問題は腰椎だ。腰には五つの骨があるがすべての腰椎と椎間板がすでに80代になってしまっているらしい。
 元凶は腰椎1、2番間の椎間板圧迫骨折にある。この椎間板が潰れてしまったのは十代後半。自覚がないままランニングを始め、症状が顕著に現れたのは55才のとき。それまでは自分なりに鍛えてきた筋力でかろうじて腰骨を支えてきたわけだが、その筋力に衰えが始まった途端にヘルニアという「障害」という形で現れてきたのだ。これは手強かった。まだ中枢神経が通っている第12胸椎と第1腰椎の間にヘルニアが大きく出てしまったのだ。これはきつかった。激痛との闘いは朝の50ミリグラムの座薬を入れることから始まり、杖をつき、低反発素材の敷物を持参しながらの行動はなんともできない辛さとなった。
 発症が2004年9月3日、それから掛かり付けを皮切りに何軒もの医者や治療院を廻るが結局、時間切れで手術、という手段を選択。これが結果としてさらなる課題を引き起こす引金になってしまった。57才にして新たに宿題を与えられることになった。

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