アースマラソンサポート記 北米横断7日目
7:04。昨日のGOAL Poiot R62のマーキング地点から。
幹線道路は車がガンガン走っている。バイクゾーンはあるが寛平さんと自転車以外は危ないのでサポートの車は脇にスペースがあるところで待機しながらサポートすることにした。頂上に薄らと雪を被った山と、巨大な風車を背景にコツコツと走る寛平さんの姿は実にカッコいい!R62は幹線だから交通量はかなり多い。そしてみんな飛ばす。おそらくほとんどの車が100キロくらいで走っているからコンボイのような大型車がうしろから通り過ぎると風圧がすごくて危ない。
走り始めて9キロ過ぎから5キロほど続く峠越えになった。バイクゾーンも狭くなり、勾配もかなりある。Morango Valleyだ。ここから今日のGOAL地点のYucca Valleyまでは山の谷間に広がる砂漠だ。標高も800m以上あることからHigh desert(高地の砂漠)と呼ばれている。
Morango Valleyを越えた23キロ地点で昼食の支度をしていたら、妙齢の美女二人が応援にきてくれた。味噌汁と炊き込みご飯持参で。ありがたい!というのは、このところ炊事係になっている私なのだが、現地で買い求めたガスバーナーに祟られているようで、毎回のようにガスの出が悪かったり、出なかったりで満足に火が使えない。今日も取り替えたばかりのバーナーの火が出ず、せっかく準備していた炒め物が用意できないでいた。取り敢えず、今朝炊いた金芽米のご飯でおかゆを作り、玉子をほぐしたほうれん草ソテーを助っ人と一緒に作り、なんとか寛平さんの到着に間に合うことができた。聞けば、彼女たちは16日に泊まったエリアに住んでいる方で、四日間も捜し回ってようやく突き止めた、とのこと。寛平さんが喜んだのはいうまでもない。そして、なんと一人の方はあのV6の井ノ原くんの実姉だった。これにはスタッフ共々ビックリ!!今から12年前、井ノ原くんとは24時間テレビで一緒に仕事をしたことがあったので、懐かしい気持ちでお礼を伝えた。
この北米横断のキーワードのひとつが「暑さ」ではないか?と思っている。乾燥で発汗の自覚がないまま走るとテキメンに脱水が襲ってくる。そして、もうひとつは砂漠の大地に連なるいくつもの「坂と峠」。この二つを克服するためのエネルギー源、「しっかり食べること」を怠ってはならない、と肝に銘じた。
走行距離39.7km。着いた町はJoshua Tree tw。今日もあっちぃ、一日でした。