アースマラソンサポート記 北米横断40日目
今日はWalsenburg郊外(といっても砂漠)からLa Juntaに向かう55km。
ロッキーを越えたかと思ったら、今度は砂漠である。しかし、広いアメリカだからどんな地形、どんな環境であっても今の寛平さんだともうあまり動じないまで逞しくなっているからサポートする我々も「ともかくシカゴへ」を合言葉のように話しながら毎日その日を迎えている。
「坂もっさん、午前中、力が入らへんねん・・」滅多に食事のことであれこれ云わない寛平さんから、珍しくリクエストがあった。つまり、スタート前はしっかり食べたい、ということだと解釈した。やはり、パン食中心だとエネルギー切れを起こしてしまうようだ。今朝は、4時に起きて炊飯器で米を炊き、握り飯を作った。海苔を巻いた握り飯を4個、味噌汁1杯、付き合わせはじゃこの佃煮、それに牛乳350ml。あったかい握り飯はよかったようで一安心。この効果が表れたのは20km過ぎ。伴走の私に「最初はなあ、なんや腹が落ちつかへんようやったんやけど、いつもやったら10km過ぎるとガス欠みたいなってしまうんやけど、今日はなんかしっかり走れんねん。これ、やっぱ飯やろか?」(内心、ガッツポーズ!)。考えてみればパンは炭水化物といっても米とは違う。まあ、毎日、というわけにはゆかないだろうが、距離の長い日などは数日おきに米かモチなどを準備した方がいい、と改めて実感した。
Walsenburgの町を出ると、つぎの町La Juntaまではおよそ80マイル(128km)の間は全く何もない放牧地と砂漠になる。繰り返し繰り返し続くアップダウンと、この間、全く人家も何もない単調な道になるR160。随所に「これぞアメリカ」といった広大、雄大な大地が広がっている。国道には町からの距離標識(マイル表示)があるから、根気よく走ってこのマイルが増えることだけを楽しみに走る。午後1時、非常に安定した走りで40kmに到達した。今日ははじめから距離の貯金を作るつもりでいたらしい。
「あと20kmやな・・」いたって元気だ。池田君が作ってくれたうどんを掻き込み、休憩も取らずに出発。標高がまだ1800mほどあるこのあたりは、砂漠というより「サバンナ」を連想させる風景だ。よく観察していると鹿の群れが何組も走っていたり、野鳥もいろいろいる。ミーヤキャットのような土中を住処にしている動物や、スカンク、アライグマ、ハリネズミなどたくさんの野生生物が生息している。そんなところに馬や牛などの家畜が一緒にいるからこれもおもしろい。コロラドスプリングスから応援にきた8人の親子や、家族づれなどの日本人のほかに新聞を見たらしいアメリカ人の夫婦が二組、応援に来てくれた。
スタートしてから4時間ほどはどんよりした曇り空で、気温が一向に上がらず、本当に寒い中でのランニングになった。そして天候が回復してきたのは昼過ぎからだったが、今度は向かい風が強くなり、力がいるランニングを後半は強いられることになったが、鉄人寛平は16:15までかけて60.5kmを走破、予定の55kmに5kmの貯金を作ってゴールした。そして、夕食は、中華を思いっきり堪能してもらった。
ロッキーを越えたかと思ったら、今度は砂漠である。しかし、広いアメリカだからどんな地形、どんな環境であっても今の寛平さんだともうあまり動じないまで逞しくなっているからサポートする我々も「ともかくシカゴへ」を合言葉のように話しながら毎日その日を迎えている。
「坂もっさん、午前中、力が入らへんねん・・」滅多に食事のことであれこれ云わない寛平さんから、珍しくリクエストがあった。つまり、スタート前はしっかり食べたい、ということだと解釈した。やはり、パン食中心だとエネルギー切れを起こしてしまうようだ。今朝は、4時に起きて炊飯器で米を炊き、握り飯を作った。海苔を巻いた握り飯を4個、味噌汁1杯、付き合わせはじゃこの佃煮、それに牛乳350ml。あったかい握り飯はよかったようで一安心。この効果が表れたのは20km過ぎ。伴走の私に「最初はなあ、なんや腹が落ちつかへんようやったんやけど、いつもやったら10km過ぎるとガス欠みたいなってしまうんやけど、今日はなんかしっかり走れんねん。これ、やっぱ飯やろか?」(内心、ガッツポーズ!)。考えてみればパンは炭水化物といっても米とは違う。まあ、毎日、というわけにはゆかないだろうが、距離の長い日などは数日おきに米かモチなどを準備した方がいい、と改めて実感した。
Walsenburgの町を出ると、つぎの町La Juntaまではおよそ80マイル(128km)の間は全く何もない放牧地と砂漠になる。繰り返し繰り返し続くアップダウンと、この間、全く人家も何もない単調な道になるR160。随所に「これぞアメリカ」といった広大、雄大な大地が広がっている。国道には町からの距離標識(マイル表示)があるから、根気よく走ってこのマイルが増えることだけを楽しみに走る。午後1時、非常に安定した走りで40kmに到達した。今日ははじめから距離の貯金を作るつもりでいたらしい。
「あと20kmやな・・」いたって元気だ。池田君が作ってくれたうどんを掻き込み、休憩も取らずに出発。標高がまだ1800mほどあるこのあたりは、砂漠というより「サバンナ」を連想させる風景だ。よく観察していると鹿の群れが何組も走っていたり、野鳥もいろいろいる。ミーヤキャットのような土中を住処にしている動物や、スカンク、アライグマ、ハリネズミなどたくさんの野生生物が生息している。そんなところに馬や牛などの家畜が一緒にいるからこれもおもしろい。コロラドスプリングスから応援にきた8人の親子や、家族づれなどの日本人のほかに新聞を見たらしいアメリカ人の夫婦が二組、応援に来てくれた。
スタートしてから4時間ほどはどんよりした曇り空で、気温が一向に上がらず、本当に寒い中でのランニングになった。そして天候が回復してきたのは昼過ぎからだったが、今度は向かい風が強くなり、力がいるランニングを後半は強いられることになったが、鉄人寛平は16:15までかけて60.5kmを走破、予定の55kmに5kmの貯金を作ってゴールした。そして、夕食は、中華を思いっきり堪能してもらった。