アースマラソンサポート記 北米横断-休養日

2009年5月 5日
 今朝はスントの成瀬さんが帰国。短い応援滞在だったが、滲み出るやさしい人柄でチームを応援してくれた(感謝!)。寛平さんを中心とする大ボケ、小ボケチームの北米横断奮戦模様を十分楽しんで帰られたことでしょう。ンキロの巨体をお気に入りのハーレーに乗せてデンバーまでの長距離ライディング、本当にお気をつけてお帰りください!ありがとうございました!それにしてもスントの時計、スグレもののうえにカッコいいデザインで、寛平さんばかりでなくスタッフ一同凄い気に入りよう。特に、無数の坂道を走ってきた寛平さんにとっては頑張りをすぐに大きな文字で確認できるから、標高を見ることがとっても楽しみになっていたみたい。

 今日は、昨日と打って変って朝から雨。休日をそれぞれたまった作業や片づけに費やしている。寛平さんはカメラマンの鈴木さんと撮影。どんな写真ができてくるのかすごく楽しみだ!私はブログを書いたり洗濯物をしたりして、午前中を過ごしている。これくらい長い道中になると、寛平さんの走りを中心に、食べているか、走っているか、食事を作っているか、寝ているか、というサイクルが日常化するから、眠っている以外はともかく気分転換の材料を四六時中探して、突っ込んだりボケたりすることしかなくなってきてしまう。でもこれがすっごく面白く、会話の過程で気がつかなかった自分を見つけたり、仲間の一面を発見したりして全く飽きがこない。

 アメリカは広すぎて結論を急ぎたくなる日本人には慣れるまでちょっと時間がかかるけど、慣れてしまえば時間の過ぎ方も自然との付き合い方もアメリカの人たちとの交わり方も、せかせかしてなくてとっても心地よいもの。もうすぐ北米ルートの半分がやってくる。一口に半分といったって2400km以上ある。日本だって、走って50日位かかっているのだ。本当に大したもの!コツコツ愚直に歩みを続けること、それはやがては岩をも砕くほどの大力になること。小さなことにこだわらず、大局を見つめられる自分を見つけること。今の自分が決して自分一人ではなく、多くの人たちに支えられて初めて生きていられることを自覚すること。命を授けてくれた両親に感謝すること。数えだしたら枚挙のいとまがないくらい、教えていただくことが多い。圧倒的な自然や大地の大きさの前にいるとこんな気分にさせられる。

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