台風18号

2009年10月 9日
 台風18号が日本列島縦断する形で上陸した。
 近年、関東エリアへの台風の襲来はあまり無かったので久々の上陸、という印象がある。台風の規模をあらわす低気圧値や最大風速値、移動速度や暴風雨範囲などから「巨大規模」という気象庁の表現だった。

 以前勤務していた会社は電力供給会社だったので、ひとたび台風襲来、といえば台風の推移を監視し、電力設備の被害状況把握と対策のために徹夜で仕事をしたものである。温暖化やエルニーニョ現象など台風発生メカニズムが変わり、台風の規模も巨大化の傾向にあるような気がする。

 日本列島は環太平洋の位置から洋上で発生した台風が9~10月に上陸することが通常で、四季の移り変わりとも密接な関係を紡いでいるから大騒ぎするよりも来る自然現象を受け止め、その蹂躙のなかで工夫して生活するくらいの心をもちたいものである。なぜなら、所詮、人間は自然界で生かされている生きものでしかないからである。

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