寛平さんとプラハで再会!

2009年10月29日

 ルフトハンザ航空の飛行機でチェコの首都プラハに入ったのは26日。
翌朝、およそひと月ぶりで寛平さんに会うため、プラハからおよそ50km離れた今日のランニングポイントに向かった。
‘93年それまでのチェコスロバキアがチェコとスロバキアに分離して現在のチェコになった国だから建国して16年が経過したところ。建国後、民主化が始まり今は政治・文化・経済が徐々に自由主義の国に近づきつつあるので、首都プラハ市内にはマクドナルドやSONYなどの看板も目立つ。とはいえ国民の生活程度はまだまだ低く、月収で10万円程度だという。
 整備された高速道路を30分ほど走り、一般道に出たところで寛平さんを待った。
秋から春先までの5ヶ月間、チェコは雲が低く垂れこめ、鉛色の空になるらしい。今日もそんな鉛色の空、これが定番。
気温は12~3度くらいらしいがじっとしているとやはりじんわり寒い。走るには快適な気温だと思うが・・・。
 プラハ郊外に出るとあたりはすっかり農村風景。耕された畑が延々と続き、紅葉に色づいた小さな森が点在する。黄色や紅色に枯れた木々が常緑樹に混じって美しい。時折トラクターを運転する農家の民にすれ違うほか人の姿は見えない。・・・人口500数十万人の国だから人は少なくてあたりまえか・・・?
 11時30分頃、見慣れた右肩下がりのフォーム、頭にはまっ黒のカンペリーノハット、そしてこの日は真っ赤なウィンドウブレーカーといういでたち。
 コペンハーゲン以来の再会。顔の色つやもよく元気そうだ。
 「どうですか?(笑)」
 「ああ、調子ええよ~」といった具合。
ぶーやんが自転車を組み立ててくれたので今日は伴走。コペンを出てからサポーターも二人になり、寛平さんは一人で走ることが基本になっている。だから日本から応援にきた人が折々自転車で伴走するくらい。
 日本のことや走ってきた都市や国のこと、食い物のことなど四方山の話をする。こういった時間が気分転換にもなっていい感じなんだろうと思う。なにせ、通訳・ぶーやん・寛平さんのたった三人の旅だから

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