歓迎のごあいさつ
丹後100kmウルトラマラソン実行委員会
会長 京丹後市長 中山 泰
新型コロナウイルス感染症の影響によって、2年続けて中止を余儀なくされた「丹後100kmウルトラマラソン」が、多くのランナーの皆様にご参加いただき3年振りに開催できますこと、大変うれしく思うとともに、心より歓迎いたします。
コロナ禍の中の大会となり、ランナーの皆様には、大会の参加にあたり、新型コロナウイルス感染症対策にご協力いただきありがとうございます。
参加者の皆様が安心・安全に大会に挑んでいただけるよう大会当日も徹底したコロナ対策を講じて運営を行っていきますので、どうぞ、ご協力をお願いします。
さて、20回を迎える今大会も、全国4カ所で開催される「ウルトラマラソン世界遺産シリーズ・ジオパークシリーズ」として開催いたします。
ウィズコロナの中、ポストコロナに向けてランナーの皆様とともに、しっかりと一歩を踏み出していきたいと思います。
そんな貴重なスタートにふさわしい私たち京丹後のコース。幾度となくランナーの皆様を苦しめる高低差の激しいコースが今年も皆様を待ち構えています。
しかし、その中には当市が誇る、豊かな自然をはじめ多くの文化遺産が皆様の走りをきっと後押ししてくれることと思います。
世界ジオパークとして認定された当市の海岸線は、日本海形成の過程を伺い知る貴重な地質、地形が存在し、世界遺産と並ぶユネスコの正式事業として世界レベルでの普遍的価値をもっている「大地の公園」です。
そして、ジオパークの醍醐味は、そこに暮らす人と一緒に「観て・食べて・体験する」ことにもあります。ジオの地形が育んだ海と山の幸の数々、とりわけ、丹後近海で獲れる幻のカニ『間人ガニ』は、全国の食通の舌を驚かせています。
カニ漁の解禁は11月ですので、ぜひ、ランナーの皆様には再度、丹後へ足をお運びいただき、「旬の食」を味わっていただきたく思います。
今年は、猛暑が日本列島を襲いました。大会当日も気温の上昇により、走る距離が延びるにつれ、過酷さが増していくことが予想されます。
こまめに給水することはもちろん、体調管理には万全を期していただきますようお願いいたします。
大会スタッフ一同、皆様の激走を精一杯サポートすることはもちろん、皆様と一体となって大会を盛り上げ、笑顔あふれる大会にすることをお約束します。
皆様が自らの掲げる目標を達成され、生涯の思い出に残る大会になることを心からお祈りしております。
走り終えたあとは、海・山・里の味覚と温泉が疲れた体を癒します。
ランナーの皆様も、応援にお越しの皆様も、「旬の京丹後」の魅力を満喫してお帰りいただければと思っています。
終わりに、今大会の開催にあたりご支援、ご協力をいただきました関係機関並びに多くのボランティアの皆様方に深く感謝申し上げまして、歓迎のごあいさつといたします。